アルツハイマー病は「脳の糖尿病」 2つの「国民病」を結ぶ驚きのメカニズム

「脳の糖尿病」→???と思いますが,最近,糖尿病とアルツハイマー病との関係というか糖尿病はアルツハイマー病の高リスク群であるという説が出ているそうですね。
本書で繰り返し出てくる”結論”とは,「アルツハイマー病の基本的原因は,脳内のインスリン抵抗性の上昇にある」とのことです。
インスリン抵抗性とは,インスリンが出ていてもうまく使えない状態のことっぽいです。
まあつまり,糖尿病(状態)を避けることがアルツハイマー病のリスクを下げるのだな,と把握しました。
平易な言葉で書かれているように見えて,書いてある内容は難しいので,シロートが理解するのはなかなか難しく,わかった感覚にはならなかったのですが,酒飲みの自分には「アルコールは”記憶の消しゴム”」→アルコールが分解されてできる物質は神経毒なので,脳には明らかによろしくない,と書かれていたのはドキーッとしました。

日本の人事は社風で決まる―出世と左遷を決める暗黙知の正体

日本の人事は社風で決まる---出世と左遷を決める暗黙知の正体

日本の人事は社風で決まる---出世と左遷を決める暗黙知の正体

タイトル通りの内容と結論です。
副題に「暗黙知の正体」とありますが,『「空気」の研究』の「空気」と同様,結局のところよく分かりませんでした。
とりあえず,本書で言われているのは,「社風」は「ビジネスモデルを規定する顧客との距離」「会社の歴史」「資本形態(株主は誰か)」の3つの要因により決まる,のだそうです。
けれども,長年銀行で人事に関わってきた著者による本書は,色々と物事を考える際のヒントになりそうな本でした。

読み物としてなかなか面白かったのですが,中でも笑ってしまったのは,「人事部が採用リスクを小さくする二つの方法」。

p.151
一つは学歴にもとづいた採用だ。大学の成績はほとんど参考にならないが,入試は小学校から始まる十数年間の勉強の集積結果である。

p.151
大学入試の難易度がそのまま学生の基礎能力(学力)を反映する。

p.152 
いずれにせよ,人事部にとって大学を実質的な採用基準にすることは,最大のリスクヘッジなのである。

要するに,

  • 採用実績のある大学→(自社にとっては)どんなヤツか事前に想定できる,あまり当たり外れはない
  • 有名大学をとっておけば「採用ミス」と言われても「現場の育て方が悪いのでは?」と反論可能→(≧▽≦)

p.152
採用失敗リスクを減らす二つ目の方法は,最初から能力で選ぶのは諦め,相手の雰囲気で直感的に判断することだ。ほんの30分間の月並みな質問と無難な回答では,初対面の相手の実力はまずわからない。

p.152
であれば視点を変え,職場の同僚としてどうか,そもそも一緒に仕事をする気になる相手かどうか,会社に溶け込めそうかどうか,と考えてみるのだ。職場の誰もが「こいつは気が合ういい奴だ」と思う限り,実力はともあれ「採用ミス」という誹りは免れることができる。
人物の優秀さは見極められなくても,醸し出される雰囲気は直観的に(少なくとも30分以内には)感じ取ることができる。


・・
・・・
本書ではふれられてなかったけれども,男性が女性を面接した場合「好みの娘(こ)」を選んでしまうということはあったりしないのだろうか?(≧▽≦)

後任,じゃなかった,公認心理師国家試験受験資格をゲットするためのすったもんだ。

Twitter界隈で公認心理師国家試験受験できるための条件について騒がしくなってきたな~と思ったので,少々ぐぐってみたら,明日10月25日が現任者講習の申込開始だったんですね。なるほど。
さて以下,自分的今日ちょっとぐぐってみたメモとして書きますが,このメモを参考にしたことによる結果につきましては一切責任は負いませんので,あしからずご了承ください。
lionusは実は臨床心理士をもっています。認定大学院がぽつぽつ出始めた頃の端境期にM修了し,その端境期状況の中でどうにかして臨床心理士受験資格を得たという立場であること,5年以上前に臨床心理関係の仕事を引退したことを前提として,以下メモはご覧いただければ幸いです。

きっかけは,このツイートでした。


何気に画像が錯視になっていて笑。
これへのレス。

以前,公認心理師のサイト
www.mhlw.go.jp
を見て,あー自分はもー現任者講習コースも無理なんだな~と確認して終了していたのですが,
所謂現任者の方が,以下のサイトでいわれている
www.ccppn.net
「Fコース」つまり,法の施行前に大学を出た+実務経験でいけないか,という問い合わせがあるっぽいことを知りました。
そうかそうか。
まあ確かに,今心理臨床で働いている人は「法の施行前に大学を出た」だけれども,現任者講習を受けるのは,お金?時間?といったコスト面で無理!なので,実務経験を認めてもらってどうにかならないかという動きがあるのだなと思いました。
結論からすると無理っぽいですね。
また,自分が出た大学や大学院では法で定められた科目をカバーしていない,じゃあ,その欠けていた科目を大学や大学院の科目履修等で取れば??ということについては,

経過措置ルートの受験資格についてひとつ大事な注意点があります。検討会での厚労省の担当者の説明によると、すでに学部を卒業している場合あるいはすでに大学院を修了している場合には、足りない科目を科目履修等で補うということはできないのだそうです。つまり、大学院で所定の「合計6科目以上相当」、学部で所定の「合計12科目以上相当」の単位が取得できていない時、学部卒業後あるいは大学院修了後に何らかの方法で「科目だけ」を履修して補うことはできないと説明されました。

https://www.ccppn.net/2017/06/09/%E5%85%AC%E8%AA%8D%E5%BF%83%E7%90%86%E5%B8%AB%E5%8F%97%E9%A8%93%E8%B3%87%E6%A0%BC%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6-cpn%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89/

とありましたし,最近厚労省サイトでも明確なダメ出しが出たようです。
(pdf注意)http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000182014.pdf

え~でも,臨床心理士指定大学院卒だし~履修科目の読み替えできないの~といっても,なかなか難しそうであることが,ロテ職人さんのブログを読むと感じます。

「臨床心理士有資格者は現任者講習を受ける必要はかなり低い」は本当か? | ロテ職人の臨床心理学的Blog

ということで,M卒で臨床心理士を持っていても,出身大学院が法に定める科目を履修していたということを明確に証明(=科目の読み替え)してくれなければ,現任者講習を受けなさいコースになる可能性大ですし,lionusのように現職から引退して5年以上経っている場合は,大学や大学院に入りなおすとかしないといけないってことのようですね~。

それにしても,現任者講習申込のあれこれは結構鬼ってますね。こりゃ大変だ。


マンガでわかるやさしい統計学

マンガでわかるやさしい統計学 (池田書店のマンガでわかるシリーズ)

マンガでわかるやさしい統計学 (池田書店のマンガでわかるシリーズ)

心理学統計の授業設計と授業資料を作成(以前から担当していたが改修)することになり,さてどう作り直すべきかと悩んでいたところ,本屋で見かけ手にとってみました。
記述統計,相関,仮説検定,回帰分析について,若干のマンガと図表をふんだんに使った説明がされています。
マンガで統計学,的な本はいくつかあるのですが,ストーリー仕立てのため展開がやや冗長だったり,お話としては読めるが,統計学の説明としては結構難しかったりして,手にとっても買う気にまではなりませんでした。
しかし,本書は

  • マンガ部分はさほど多くない(ストーリーが冗長でない)
  • 説明が数式をなるべく使わず視覚的(図示)で分かりやすい
  • 正規分布や確率の説明がシンプルなのに,あまり類書(統計入門・初歩)にはない内容(相加平均だけでなく相乗平均,相関係数だけでなく偏相関係数正規分布でないデータも割合の目安がわかる「チェビシェフの不等式」)がある*1

といった点が好ましく思え,購入しました。
科目改修の参考になりそうでよかったです。

*1:恐らく統計を実用する際に必要になってくる事柄を重視した結果ではないか。

原爆死の真実 きのこ雲の下で起きていたこと

原爆死の真実――きのこ雲の下で起きていたこと

原爆死の真実――きのこ雲の下で起きていたこと

2015年8月6日の広島原爆の日に放映された,NHKスペシャル取材班による番組内容の書籍化です。
www.nhk.or.jp
この番組では,被爆者の方の証言をもとに当時の様子をCGで映像化していました。
リアルタイムで番組視聴しましたが,その時の録画は見返す勇気がないまま,HDに置かれています。
その通り凄惨なのですが,被爆者ご本人の体験を決して超えることはできないものであると本書を読み,改めて反芻しています。
www.nhk.or.jp

新版 動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

雑誌連載をまとめたもので,生命学エッセイという感じの内容です。
非常に刺激的でした。

  • なぜ,学ぶことが必要なのか

p.62
「私たちを既定する生物学的制約から自由になるために,私たちは学ぶのだ」と。

p.62
私たちが今,この目で見ている世界はありのままの自然ではなく,加工されデフォルメされているものなのだ。デフォルメしているのは脳の特殊な操作である。

例えば,錯視など。

p.64
つまり私たちは,直観が導きやすい誤謬を見直すために,あるいは直観が把握しづらい現象へイマジネーションを届かせるためにこそ,勉強を続けるべきなのである。それが私たちを自由にするのだ。

あまりにもすっきりしすぎている言葉だけれど,高校生に向けた言葉とすれば,素敵です。

  • 第2章 汝とは「汝の食べた物」である―「消化」とは情報の解体 生命活動とはアミノ酸の並べ替え

コラーゲンたっぷりの食品を食べても,体内で消化されてバラバラのアミノ酸になって吸収される,つまり,摂ったコラーゲンがそのままお肌ぷりぷりの材料になるわけじゃないよ~ん,という身も蓋もない話には苦笑い。

p.80
合成と分解との動的な平衡状態が「生きている」ということであり,生命とはそのバランスの上に成り立つ「効果」であるからだ。

  • 全体は部分の総和ではない

p.147
生命現象のすべてはエネルギーと情報が織りなすその「効果」のほうにある。つまり,このようにたとえることができる。テレビを分解してどれほど精密に調べても,テレビのことを真に理解したことにはならない。なぜなら,テレビの本質はそこに出現する効果,つまり電気エネルギーと番組という情報が織りなすものだからである。
そして,その効果が現われるために「時間」が必要なのである。より正確に言えばタイミングが。あるタイミングには,この部品とあの部品が出現し,エネルギーと情報が交換されて,ある効果が生み出される。その効果の上に次のステージが準備される。

p.147
このような不可逆的な時間の折りたたみの中に生命は成立する。

p.148
近代の生命学が陥ってしまった罠は,一つの部品に一つの機能があるという幻想だった。部品は多数タイミングよく集まって初めて一つの機能を発揮する。

p.261
私たちの身体は分子的な実体としては,数ヵ月前の自分とはまったく別物になっている。分子は環境からやってきて,いっとき,淀みとしての私たちを作り出し,次の瞬間にはまた環境へと解き放たれていく。

p.261
つまり,そこにあるのは,流れそのものでしかない。その流れの中で,私たちの身体は変わりつつ,かろうじて一定の状態を保っている。その流れ自体が「生きている」ということなのである。シェーンハイマーは,この生命の特異的なありようをダイナミック・ステイト(動的な状態)と呼んだ。私はこの概念をさらに拡張し,生命の均衡の重要性をより強調するため「動的平衡」と訳したい。

pp.262-263
サスティナブルは,動きながら常に分解と再生を繰り返し,自分を作り替えている。それゆえに環境の変化に適応でき,また自分の傷を癒やすことができる。
このように考えると,サスティナブルであることとは,何かを物質的・制度的に保存したり,死守したりすることではないのがおのずと知れる。
サスティナブルなものは,一見,不変のように見えて,実は常に動きながら平衡を保ち,かつわずかながら変化し続けている。その軌跡と運動のあり方を,ずっと後になって「進化」と呼べることに,私たちは気づくのだ。

  • 作ることより壊すこと

p.297
生命にとって重要なのは,作ることよりも,壊すことである。細胞はどんな環境でも,いかなる状況でも,壊すことをやめない。むしろ進んで,エネルギーを使って,積極的に,先回りして,細胞内の構造物をどんどん壊している。なぜか。生命の動的平衡を維持するためである。
秩序あるものは必ず,秩序が乱れる方向に動く。宇宙の大原則,エントロピー増大の法則である。この世界において,最も秩序あるものは生命体だ。生命体にもエントロピー増大の法則が容赦なく襲いかかり,常に,酸化,変性,老廃物が発生する。これを絶え間なく排除しなければ,新しい秩序を作り出すことができない。そのために絶えず,自分を分解しつつ,同時に再構築するという危ういバランスと流れが必要なのだ。これが生きていること,つまり動的平衡である。

上記の「動的平衡」「サスティナブル」「作ることより壊すこと」を読んでいて,東海村臨界事故の犠牲者の方のことを想起しました。
d.hatena.ne.jp

放射線によって染色体が壊されてしまったため,全身の細胞を新たに作り出すことができなくなり,まずはじめに細胞分裂が盛んな腸粘膜,白血球などの再生が止まり身体がどんどん「壊れてゆく」過程と,その絶望的な行程の中で何とかして生命を繋ぎとめようとする必死の医療・看護の様子が描かれていました。

「細胞はどんな環境でも,いかなる状況でも,壊すことをやめない。」

Web上に公開されているデータを収集しデータベース化したの自分的まとめ。

とある目的により,Webのあちこちで公開されているデータを収集し,ひとつのデータベース化する作業を行いました。
いやはやしんどかった。
というのも,それらのデータの形式がまちまちで,統一した対処方法が見いだせず,Excelマクロを組んだり何かスクリプトを書くなどの自動化が困難で,したがってかなりの部分を手作業でやらざるを得なかったからです。
まー,これは自分のスキル不足のせいかもしれません。もっとデキる人だったら自動化する手段を見出していたかもしれません・・・
けれども自分なりにがんがったので,備忘録的に書き残しておきます。

  • データがHTMLのテーブル形式で書かれている場合

(1)(IEのみ)HTMLのテーブルのセル内左隅先頭で右クリック→Excelにデータをエクスポートで,テーブル内容が新規Excelファイルに読み込まれる
(2)IEでHTMLを名前を付けてローカルに保存し,拡張子をxlsに変えExcelで開くと強引にデータを読み込める。(1)と違うのは,メルアドやHPのURLがハイパーリンクそのままリンクになっているところ
(3)(2)をやった後,ハイパーリンクURL文字列を取り出したい場合,VBAを使う→http://qiita.com/tukiyo3/items/5a3e91b61815baf20997 セルの値からURLを取得

  • データがpdfで提供されている場合

(1)そのpdfファイルをDLし,Wordで開いてみると,Wordの表形式でデータが拾える→WordからExcelにコピペ*1
(2)しかし,そのpdfファイルが画像である場合は,テキストが拾えず,死亡(爆)
(3)もひとつ,そのpdfファイルが保護されている場合も,死にます。
→ぐぐったら,FireFoxでpdfを開き,印刷→プリンタをAdobe PDFに指定し,印刷実行→名前を付けて保存ダイアログ→保存したものを開いたら保護が解けている・・・が,ただしpdfコンテンツが画像化してしまうので,その後AcrobatPro上でOCR認識したら誤認識交じりに→余計に手間がかかり爆死
(4)フリーのオンラインサービスでpdf保護を外す方法
https://www.freemypdf.com/→pdfファイルをダウンロードして,このサービスにアップロードし,アンロックしたpdfをダウンロード
→その後,AcrobatProからExcelやWordにエクスポート試してみたが,勝手に画像化されたりいまいち
→結局アンロックしたpdfをAcrobat上で全て選択→Excelコピペで済ませた(後でExcel上で整形しないといけないが)

  • データがHTMLのテーブル形式でない場合

→一見表形式のように見えても,定義タグや,divボックスで表示表現されている→仕方ないのでページに表示されているテキストを選択→Excelにぺったぺったひたすらコピペ。手作業つらい。

  • データ(のテキスト)がHTMLソース内に見あたらない,つまりデータベースを連携利用している

→こちらも,仕方ないのでページに表示されているテキストを選択→Excelにコピペ。

  • 一番”鬼”だったケース

ページ上では項目(例:事務所名と氏名)の間にスペースなど区切り文字的なものが入っているように表示されるが,HTMLソース上では<span>タグしか入っておらず,表示されているテキストをコピペすると項目同士がくっついた状態でExcelに貼り付けられるケース。
なおこれは,上述の「定義タグや,divボックスで表示表現されている」ケースと似ているが,「定義タグや,divボックスで表示表現」されている場合,コピペ時に項目間に改行が入った形になるので,随分まし。
→ブラウザでページを表示し,HTMLソースを表示させる→HTMLソースをTepaエディター(後述)に貼り付け,<span>タグを改行(正規表現利用)に置換した上で,HTMLタグを除去,空行を除去し,不要な文字列を削除してExcelにコピペ

  • 全般的に苦労したところ

Excelに取りこんだり,貼り付けたテキストは,1ケース1行の表形式になっておらず,1ケース複数行になっていることが多かったし,1ケース1行になっていた場合にも,氏名等の項目間に区切り(タブやスペース)が入っておらず,1ケース1セルだったりしたので,Excel関数やらなんやらを駆使して1ケース1行&項目分離の表形式になるよう変形。
しかし,そのようにして1ケース1行の表形式にした場合,ケースとケースの間に空行ができてしまうので,その空行を削除するのにTepaエディター(後述)を多用。

上記過程で使ったツール:

  • pdf保護外すサイト

FreeMyPDF.com - Removes passwords from viewable PDFs

  • Tepaエディター

TepaEditor | フリーの Windows用テキストエディター
正規表現を用いた置換
HTMLタグ除去
空行除去 がむっちゃ役に立った。紹介してくれた知人に感謝。

  • 住所から郵便番号を取得するExcelアドイン

https://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=019262
住所に郵便番号がついてないケースが結構あったので・・・

以上のようにして収集し1ケース1行の形式に整形した表は,それぞれExcelの「テーブル」に変換。
最後にそれらのExcel「テーブル」をExcelのクエリ機能で縦結合してひとつの「テーブル」に合併でき,なんとか一仕事できあがりました。

*1:AcrobatProでpdfを開いている場合,Excel形式でエクスポートできるっぽいけど,成績がよろしくなかった。Word側からpdfを開く方が良好。