ジャンボフェリー(神戸→高松)乗船記。

8月10日~12日にJR四国の「バースデイきっぷ」を使って鉄道メイン旅をしてきました。

バースデイきっぷ」は,四国内は特急指定席・グリーン席も含め3日間乗り放題なのですが,出発地から四国までの往復はついていないので,四国への往復を別に考えないといけません。 なるべく安くて効率のよい方法として,今回は神戸1:00発高松5:15着のジャンボフェリーを使ってみました。

車なしの徒歩客ならば,片道2290円で行けるし,目的地で早朝から活動できるのがいいですよね。

ただ・・・フェリー旅は初めてだったので,出発日が近づくにつれて色々心配になってきて,ちょっと検索してみたら,お盆のジャンボフェリーは旅客が多く「難民船状態」になることも,というブログ記事を見かけびびってしまいました。 8月10日1:00出発なので,お盆期間ではないですが,微妙な時期です。 ぼっち旅ゆえ,家族連れやグループで混雑している中,身の置き所がなかったらどうしよう・・・全然仮眠できずにフラフラで1日目を開始したくないな~と,プラス2000円の個室を電話予約しておきました(乗船自体は予約無しで当日申込)。

以下,長文になりますが,他の方のブログ記事が大変参考になりましたので,私も何か参考になれば,と書いてみます。

さて,あらかじめお風呂に入ってさっぱりした状態で荷物持って電車に乗り込み,三宮のフェリー乗り場連絡バス(210円)乗り場まで。24時発まではミント神戸前らしいですが,24:30発の便なので,場所がどこか少々迷いました。

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10分程度遅れて神戸到着の旅客を乗せたバスが着き,その到着客が下車した後,折り返し今度は20名程度の客を乗せてフェリー乗り場に向かいました。大体10分弱くらいで乗り場に到着。

すぐさま乗船手続をし(あらかじめ乗船名簿をジャンボフェリーのサイトからPDFで印刷して記入して持っていけば,そのまま窓口で提出できるので便利),個室の予約番号を告げ,お金を支払ったら個室の鍵と注意書きシートをもらって連絡口から船に乗り込みます。

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今晩の居所,個室に向かいます。

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個室が並ぶ廊下です。もらった鍵を使って入ります。

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夜行列車のB寝台程度の感じ?ここに見える他にシーツ2枚と枕カバーが用意されています。壁にはフックとハンガー2つがあるので,冬時期にはコートなどかけられます。狭いけれども居住性は(159センチ女子Mサイズの私にとっては)悪くありません。

ベッド横の小机の上に何か・・・耳栓です(笑)

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 カーペット席など一般的な旅客ゾーンの1つ下の階にあるせいか,かなり機関の音と振動がキます。また,ドアの開け閉めなど他の個室の物音もほぼ筒抜け(壁はあっても)なので,気になる人は気になると思います。

私は,目覚ましアラームや船内アナウンスに気づかなかったらコワイので,耳栓は使いませんでした。

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個室に荷物を置いた後,仮眠に入る前に船内をちょっと探索してみました。

個室の上の階,2Fには,リクライニングシート席(一部ボックス席あり)と売店があります。お盆など超多客期には,リクライニングシートは予約席になるようです。この日はまだ自由席でしたが,やや混雑していましたので,撮影は控えました。

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3Fはカーペット席(ゴロ寝席)と女性専用リクライニングシート席+(子連れママ用?)幼児用ルーム,授乳室です。カーペット席もやや混雑していたので撮影は控えました。

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ふと見ると,ビニールのゴザがあちこちに敷いてあります。席足らなくなったらここに居てねということでしょうか・・・・

4Fもゴロ寝できそうなコーナーとゲームコーナーがありました。ここにもゴザが敷いてあり,ゴロ寝している人が結構いました(写真右,足だけ撮影・笑)。床に直接だから,体痛くならなかったでしょうか・・・私は無理~(若いっていいですね)

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一通り船内見て回った感じなので,個室に戻り明日(もう当日だけど)に備え仮眠に入りました。1時を20~30分近く遅れで出航したようです。航海中,揺れはしませんでしたが,ゴゴゴゴゴゴゴズズズズガガガガゴゴゴゴゴゴと結構な音が下方からずっと響いているので,うつらうつらという感じでした。でも他人を気にせず体を伸ばして寝られたのは本当によかったです。冷房はかなり効いていたので,掛布団をかけて寝ました。

なお,8/10当日は個室は満員だったようです(乗り場の窓口に満員の札あり)。

予定では5:15高松着だけど30分遅れの出航,到着30分前には個室の鍵とシーツを売店窓口に返却,だったので,5時にタイマーをセット。そのタイマーに起こされてボーッと寝ぼけていたら5時半前?に間もなく高松港に着きますとのアナウンスが。事前に,このフェリー便は高松&小豆島と2つの到着地があることは知っていて,でも勝手に小豆島に着いてから高松終着だよね,と思っていたので,ここで初めて高松に着いてから小豆島に向かうことを知りました(笑)。高松で降りるつもりの人は,寝過ごし注意ですね。

お手洗いに行って(女子は洋式・綺麗でした;洗面所は2つで手洗いや身支度する人が交錯していました;ちょっとあの状況では洗顔する余裕がないと思います;船内にはシャワーと朝シャン洗面台がある旨ホームページにありましたが,確認していません),鍵とシーツを返却し,荷物を持って1Fロビーに移動し下船を待ちました。

さて船が高松港に着き下船したのですが,あんまりのんびりしていると,フェリー到着客を乗せてすぐに出発するJR高松駅行無料バスに乗り損ねるかもしれません。多客期には注意です。私は,到着10分くらい前から1Fロビーでスタンバっていたのでなんとかバス(普通の路線バスよりやや小さ目な昭和っぽいバス)に座って乗れましたが,後から次々と乗り込み,前から後ろから「もっと詰めてくださーい」とぎゅうぎゅう状態で出発しました。積み残しがあったかどうかは分かりません。

10分くらいかな,スムーズにJR高松駅前に着きました。

JR高松駅前のマリタイムプラザ高松の1Fセブンイレブンは早朝から営業しているので,飲み物・朝食とか買ってその辺のベンチなどで食べることもできそうです。

JR高松駅構内改札前エリアもフェリー到着時間には開放されていますから,ここの椅子(ソファーっぽくて座り心地よいです)で食べてもいいですね。ロッカーも改札前エリアにあるので便利です。

 以上,ジャンボフェリー(神戸→高松)乗船記でした。