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感覚知覚心理学(朝倉心理学講座6)

感覚知覚心理学 (6) (朝倉心理学講座 6)

感覚知覚心理学 (6) (朝倉心理学講座 6)

なかなか難しかったです。だって細かい話が多いんだもん。信号検出理論は,やっぱり分かりません(;;)
けれども,「1.感覚知覚の一般的特徴」で,

p.11
ピンカー(Pinker,1997)は、「心理学とはリバースエンジニアリングの一種にほかならない。通常のエンジニアリングにあっては、何かの目的が先にあって、機会を設計する。逆に、機械が先にあって、何のために設計されたのかを考えるのがリバースエンジニアリングである」、「知覚研究は、心理学で唯一、適応を絶えず視野に入れてリバースエンジニアリングに挑んできた分野である」とのべている。感覚知覚システムの仕事は、受容器に入力された感覚データから安定した外的世界を再構築することである。

孫引きですが,「心理学=リバースエンジニアリングの一種」という記述を目にできたことはよかったです。面白い。
で,しかも普通リバースエンジニアリングの対象になるのはあくまでも(他の)人間が作った機械なのに対し,心理学では人間が人間(のシステム)をリバースエンジニアリングしているのが特徴的ですよね。
心理学について,豆腐で豆腐を切ろうとしているようなものではないかな~と思うことがあるのですが,なるほど,そういう表現の仕方があるのか,と。
もう一つ,「11.嗅覚と味覚」の「11.2 味覚」で,何かの本で出てくる所謂「舌の味覚地図」なるものは誤りである,ということを知りました。
例えば:
「舌の先が甘味に特化…」は間違い!「味覚地図」の誤解についてまとめ - NAVER まとめ
ただし,舌は味蕾が存在している部分なら,どこでも5基本味を感じることができるが,その敏感さには部位による違いが見られるという説明がされています。