「青龍館」という算名学(多分)のサイトがあります。
青龍館&青龍塾
以前,別のところにあったときの60干支それぞれについての解説が,素晴らしくて,特に,自分の干支=甲戌=日座中殺についての記述を,たまに思い出したように読みたくなります。
もうすでに存在しないページなのですが,archive.orgから引っ張り出してきました。
ごめんなさいですけれども,折々の心の支えになっているので,サルベージコピペお許しください。
6月1日(月)
さて、これまで1−10番を見てきました。
これで、5行の陰陽10種類(下一桁1-10)は一巡したことになります。でも、12支は2個残っています。
木陽 木陰 火陽 火陰 土陽 土陰 金陽 金陰 水陽 水陰
子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥12支というのは地上の時間区分であって、
森羅万象は10干が元になって創られています。
10干が基準。1−10で一区切りです。
そうなると、この1−10のグループは
戌と亥という時間区分がないことになります。実はこれが天中殺の原理なのです。
こう考えるとわかりやすいですよね。
1−10のグループには戌と亥という12支がない。
でも現実の世界では12支で区分けされている。
このグループの人は戌亥という時間区分を
もともと持っていないことになります。
このグループにとって、戌・亥は虚の時間です。
それが天中殺の意味です。日番号が1−10グループの人は
戌年・亥年、戌月(10月)亥月(11月)の時間帯が天中殺になります。
また、大運と呼ばれる10年運でも、戌・亥の10年が来ると
20年間(続いてくるので)も天中殺の時期が続きます。
これが大運天中殺と呼ばれるものです。宙に浮いた状態の2つの12支
12支というのは地上で言うところの時間区分ですが、
これまでみてきたように
その中にも10干の一部が組み込まれています。
というよりは、地上の10干の一部に、
動物の名前を当てはめたものが12支
といったほうがいいでしょう。地上の10干とは現実の気のことです。
その上にのる10干とは精神の10干です。
この精神の10干は実は宇宙の10干と呼応しているのです。
いわば、アンテナのような働きをします。
天から送られてくる情報をキャッチして12支に伝わります。
このアンテナがない状態が干のない支と考えてください。
つまり、天中殺のときの状態です。実際の時間は干のない支はないので
なんらかの干が乗ることになりますが
それは本来なら乗らない干であって
アンテナとして正しく機能するものではありません。
天中殺が不安定であることの理由はここにあります。天中殺の説明はまたいずれ、ということで、
10干のない戌亥はどうなるのか?10干の順番では木陽・木陰・・・と再び木性からの流れになります。
すると、空白だった戌・亥という12支の上には木陽・木陰という干が乗ります。
木陽 木陰
戌 亥番号でいうと、11番と12番です。
この番号は次の十干のサークルになります(11−20グループ)11番と12番は前のサークルの残りの12支に
新たに始まる木性からの干が乗った番号です。
この木性の干は前のグループの天中殺時間の支の上にのるので
アンテナはあってもそれにつながる現実の時間区分が虚であることを意味します。人は、時間フレーム(12支)の中で存在することになります。
12支がなければ「存在」はありえません。
よって、11番と12番の干支は
存在を支える時間フレームが
生まれたときから天中殺状態にあることを意味します。別名日座中殺と呼ばれるのが11番と12番です。
11番は木性陽と戌という12支から成っています。
戌は秋の終わりと冬の始まりをつなぐ12支です。戌の説明からはじめます。
戌を持つ番号は 11・23・35・47・59
23と35番は異常干支(才能干支)と呼ばれるもので
戌という支はそれほど安定感のあるものではありません。季節調整役ですから、秋をまとめて冬に備えるのが戌です。
夏の終わりから秋にかけては穀物が実るときです。
秋にはコメや酒としてその穀物が姿を変え
秋の終わり(戌)はそれを財に変えて冬に備える役割をします。ですから、戌を持つ番号(11・23・35・47・59)の人は
自ずから、財運が強かったり、蓄財の才を与えられています。また、戌の中の干は、金陰・火陰・土陽
金性の正義感、火性の几帳面さ、土性の情がミックスされます。まじめで誠実な人が多いです。責任感も強い。
役割には敏感で、与えられた職責はきちんとこなしていきます。義理人情には厚く、主義主張はきちんと通す。
いいかげんなことは好まず、頑固に自分の道を貫く強さがあります。この頑固さはマイナスにでると、カタクナさになり
融通の利かない身勝手さにもなります。
自分に対する、自信と固執が人生を生き難くしているともいえます。
あれこれ弁解を嫌うので、損をするタイプです。
妥協よりも孤立を選択する意固地な部分もみられます。概ねはまじめな努力家になるので、成功者も多い。
対人関係さえうまくやっていければ
豊かな人生を歩める資質の持ち主です。以上は 11・23・35・47・59 に共通の説明です。
その戌と木性陽の組み合わせが11番です。
今回は長くなってしまったので、日座中殺の説明は来週にしましょう。
これは11番も12番も同じなので。
それを別にした、11番の特徴です。木性の陽 と戌の中の干 金陰・火陰・土陽 との関係は
金剋木・・・プライド
木生火・・・繊細な感性・表現力
木剋土・・・経済活動・愛情剋が二つはいるので、自意識は強まります。
人に従属することはこのまないので
何事においても自分自身が中心的な立場をとるようになるでしょう。そのための合理的な精神と豊かな生活の知恵があります。
木陽→火陰という感情の流出があるので、
合理性をもちながらも、クールにというわけにはいきません。
内面は情に流されやすい気質。情に流されやすい人は、周りに人がいるほど情的になってしまい
いつのまにか自分の道を見失うことになります。
集団の中にいると能力は発揮しにくいでしょう。できるだけ、単独で動ける環境にあったほうが力を出しやすい。
孤独な状況のほうがより力を発揮できます。生家の中に長くいると、
身内思いなので親兄弟の犠牲になったり
婚期を逃したりすることもあります。
結婚したらしたで、家族の犠牲になったり、
なぜか、家庭がうまくまとまらなかったり
そうした現象を体験することもあります。11−20グループは現実社会へと向かっていくのですが
11番は正面勝負に弱い。
勢いの割にはもろさがでます。
ここに最大の難しさ(矛盾)があります。何かに熱中すると、完全を目指してがんばるのに
完成させることが難しく、仕事社会に向かうのに
そこでも完全燃焼できない不条理さがある、
その上、家庭も安住の地にはなりそうにないとなると・・・11番のキーワードは、「自分を無、虚にすること」です。
ある種の悟りが必要なんですよね。虚心を持って有(財または名誉)をつかむ人。
これを会得すれば怖いものなし。
すばらしき人生が待ち構えています。6月8日(月)
「木性陰+亥」が12番です。
前回、11番の説明で、
11,12番の「戌亥」は1-10グループのあまりの12支の上に
11−20グループの始まりの10干が乗ったものといいました。そのために、11,12の戌亥は虚の時間枠になります。
占いでいう「時間」とは日常の時間をイメージしないで下さい。
これは、存在を有らしめているフレームというような意味です。日番号の12支は自分(日干)の下にあるので「座」と呼ばれています。
座布団とかいう座ですね。
自分を支える大事な部分で、
家庭とか物事の結果などを意味する場所です。その「座」の12支が虚の構造になっているのが11番、12番。
このふたつの番号は日座中殺と呼ばれています。自分を支える場所が天中殺状態にある。
しっかりとした座下(家庭、結果)をつくれない可能性があります。
占いでは、ひとつの答えにとらわれずに
いくつかの方向からみることが大事です。
*しっかりとした家庭が作れない
↓家庭を作らなくてもいい
↓作るなら変則的な家庭をつくる
*変則家庭でもやっていける家庭の2要素は生活環境と家族環境です。
このふたつのどちらかが変則になる可能性があるのが日座中殺です。結婚して家庭をもつときの生活環境が変則とは何か。
一番解りやすいのが、外国で家庭をもつことです。
占いでは外国は異常な環境と定義されているので
11番12番は国際結婚に向いています。
また、日本人同士でも海外で結婚生活を送れば、
普通の家庭を築くことができます。養子を迎えるとか
年の差が大きく離れているとか
女性が年上とか(占いではこれも変則に入ります)
こうした結婚に向くのが日座中殺者です。また、変則でない結婚生活環境とは
親子が仲良く同居することでしょう。ですから、変則生活環境として、親子がばらばらで暮らしたり
長い単身赴任や別居生活や子供は祖父母が育てるなどなど
通常では問題がありそうなケースが、逆にうまくいくことになります。家族環境の場合
通常は父・母・子供 が家族の単位です。
このうちの、どれかひとつを変則にすることで、成立します。わかりやすいのが、子供のいない夫婦。
これは変則家庭に入ります。
あるいは、夫婦が何らかの理由で離別して、父子、母子になるケース。
こうした状況であっても、問題なくやっていける
運勢的にはむしろそのほうが望ましいという特殊性があります。夫婦がばらばらで、子供はどちらかの親につくような形や
夫婦は仲良しで、
子供が海外留学や家庭にいつかない状況になるようなケースも
日座天中殺(11番12番)にとっては、悪くない環境といえます。もうひとつ、座下には「結果」という意味もありました。
結果が天中殺状態になる、とはどういうことか?座とはフレームです。そこが天中殺状態(虚)になる。
例えば、底のない箱をイメージしてください。
結果の場所には、通常、自分が行った行動や創りあげてきたものが蓄積されます。その蓄積される箱の底が抜けているのですから
明確な過去をもてない。
明確な実績の蓄積をできない。
やったことにこだわれない。
やったことを頼れない。などなどの現象を生まれ持つことになります。
はなはだ生き難い人生が想定されますよね。過去ややったことにこだわらないことが一番です。
それと、実績が問題になるようなサラリーマンにはならないことも方法でしょう。
そのために、この生まれの人は一芸、一学に秀でた人が多いです。結果というのは、まとめでもあります。
まとめることもあまり得意ではありません。そのかわり、何かを始めることは得意です。
企画、計画、実行、なんでもやってみる実践力
アイデアもいっぱいに、
さまざまな分野でスタートリーダーとして活躍します。持続力は若干問題はありますが、
こと始のリーダーシップは見事なものがあります。ただし、なぜかまとめがうまくいかない・・・
まとめることは他者に任せて、スタート時に力を発揮する。
こうした特徴を活かす生き方が日座には必要なのです。
さて、12番。12支は最後の「亥」です。
亥をもつ番号は、12、24、36、48、60
12、24、36、48は異常干支(才能干支)と呼ばれるもの。
どこが異常かというと、これらの番号は霊感のある番号です。亥は霊的な12支といってもいいでしょう。
亥がある番号だからすぐに霊感というものでもないのですが
何かのきっかけで、霊性に目覚めたり、霊的体験をしやすい番号です。イノシシのイメージ通りに、一徹なところがあります。
猪突猛進するか、頑固に守るか。
純粋なんですよね。そのために思い込みも激しい。
目標に向かって猪突するかと思えば、
急に方向を変える気分屋のところもあります。
気持ちが定まり難く、ゆらゆらするのも特徴です。目標が大事ですね。
それに向かっていくパワーが最大なので
常に目標が生きる上での前提です。理性で感情をいかに統御するかも課題でしょう。
融通が利かない。
思い込みが活動源になるので
感情が走るとあちこちで問題を起こすでしょう。木に激突するイノシシっていますよね。
常に、そうなる危険性をもっています。
好き嫌いもはっきりしていて、それが表にもでるので
人間関係も自分を好む人避ける人がはっきりとしそうです。思い込みは諸刃の剣。
大きな成功も収めるし、人とぶつかることもある。才能を持った人が多く、一芸に猪突すると
霊感も味方して
専門分野で開花することも可能です。寛大さと客観性を身に付けることが課題になるでしょう。
その「亥」に木性の陰が乗ったのが12番です。
亥の中には、木性陽と水性陽のふたつの陽干があります。木性陰(自分)からみると
木性陽は兄弟・仲間であり
水性陽は母親です。12番はまず生家の人間関係に大きな影響を受けます。
母と兄弟との関係によって、
自分の人生が左右されることがあります。特に母親の存在は大事です。
配偶者よりも、自分を支えてくれる存在であり、
また、自分が母を支えるようなこともあるでしょう。兄弟姉妹との関係は、微妙なものがありますが
縁はあるほうです。
身内で何かやってもうまくいく可能性があります。また、このふたつの気は知性と仲間を意味するので
理知的な人が多く、周りと争わずに仲良くやろうという意識が強いでしょう。霊感のある知性なので、相当の才能を発揮できます。
頭の回転は早く、切れ味もあります。
予知能力的先見性ももっています。「亥」の説明にあった猪突性は12番では内向して
守りと地味な忍耐力に変質するでしょう。
それでも、怒ると怖い、ことは特徴のひとつあげられます。
長期的な戦いでも、ひるむことなく向かっていく激しさは潜在します。日座であげた傾向は当然持っていて
親子三位一体にはこだわらないほうがいいでしょう。運勢の波はかなり荒い。
大波小波が押し寄せてきますが
キモは座っているので、なんとか乗り越えていく。
波乱万丈型の人生になる人が多い。エネルギー数2点に座するものとしては
かなり強いほうだと思います。
とはいえ、霊感も発達しているので、どこか持病をもったり
精神面でのもろさはあります。若い時は、生家環境の影響があるので
http://web.archive.org/web/20100510073553/http://park3.wakwak.com/~seiryu/kimagure0906.htm
晩年に強い番号。中年以降でも本領発揮が可能です。