アクティブラーニングの評価 アクティブラーニングが未来を創る

クーラーのきいた部屋にこもっていても,この季節は何だかだらだらして,積読本消化も思うようにはかどりません。
まあぼちぼち。

アクティブラーニングの評価 (アクティブラーニング・シリーズ)

アクティブラーニングの評価 (アクティブラーニング・シリーズ)

  • 学習評価の4つのタイプ:間接評価・直接評価×量的評価・質的評価の2次元4類型
  1. タイプⅠ(間接評価・質的評価) 学習者による自分の学びについての記述(感想文,ミニッツペーパー)
  2. タイプⅡ(間接評価・量的評価) 質問紙調査(学習成果についての自己認識,学習行動),授業アンケートなどもこれに入る
  3. タイプⅢ(直接評価・量的評価) 客観テスト
  4. タイプⅣ(直接評価・質的評価) パフォーマンス評価,ポートフォリオ評価,アクティブラーニングでは最も重要だと
  • ルーブリック=評価軸?提示する方が確かにいい;よいレポート例を提示することも有効
  • ライティング・ルーブリックを学生に提示し,レポート提出時には(そのルーブリックに沿った)自己評価を求める
  • 「教職実践演習」なる科目ができたんだ(p.45「今までの教職課程履修の総まとめの科目」「4年生後期の必修科目として位置づけ」)

参考:教職実践演習(仮称)について:文部科学省

p.66「学び続ける教師」の育成が「研修を受け続ける教師」「上からの教育改革に主体的に適応していく教師」の育成に矮小化されないよう,学生たちを,教育される客体ではなく,自分たちで学びの場を組織し,教職のミッションや教師に求められる資質能力を定義する場にも参画し得るような学びの主人公(研究的・自律的に学ぶ主体)へといかにして育てていけるのか。

  • アクティブラーニングは生徒も教員も大変な労力がかかると思うのだけれど→専門学科(尾瀬高校自然環境科)の取り組み:校外学習の内容を実習まとめや情報レポート,課題設定ノートなどを作らせる過程で何度も利用することになるプロセスを設計;繰り返し学習にもなるし,材料再利用はまさに”エコ”
  • 尾瀬高校自然環境科ではペーパーテストを全廃(!)
  • 盛岡三高の「参加型授業」の取組→大学受験を念頭に置いた詰込み型授業への反省?;「生徒に時間を返す」という三高改革(p.135)