リアル授業の代わりにYoutube動画を提供。

大学の情報リテラシー授業で,教員のモデル操作を示しながら,学生さんに実操作を進めてもらう形式の授業が成立困難な状況に直面して,急遽自作の動画教材を提供する授業スタイルを試行→確立して以来10年余り。
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動画作成ツールは当初のビューレットカムからビューレットビルダーに乗り換え,そのまま続行しています。
さらにしばらく前からは,動画教材を自作するだけでなく,ランダムアクセス性に優れた紙の特性を生かそうと,なるべく教科書を自作するようにもなりました。
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そんなこんなで,過ごしていたのですが,今年の春から新しく担当することになった専門学校の非常勤先で,PC教室ではない黒板教室での口頭授業を久しぶりに担当する事になりました。
この授業は情報系ではなく,心理系なのですが,科目内容に関係した動画も見せたいし,PowerPointスライドショーがないと授業できない体になっている(笑)ため,持ち込みPC+先方のプロジェクタをお借りして何とか前期の授業を進行し,期末試験と相成りました。
大学なら平常の授業とは別立てで,試験日があるのが一般的かと思いますが,そこの学校では最終授業日が試験という説明を,学期開始時にまず受けました。
ところが,試験が近くなり試験問題を提出する頃になると,90分の授業時間のうち,所定の時間を試験にあて,残りを授業時間として使うというような説明を受けました。
うーんそうなのか。
なら前半試験,後半解説という形にするか。
でも,普段の授業時と違って,試験の日にはいつも用意していただいている,プロジェクターはあるんだろうか?
言わなければ出してくれなさそうかも?
じゃ,後半の試験問題解説授業はどうしたらいい?
口頭で?でも,試験答案(問題+解答欄で一体化)回収した後では,手元に試験問題がない状態で,解説するのってどうなの???
うーん。
ということで,試験問題解説のスライドショー+自分の解説ナレーションをPC上で録画して,Youtubeに限定公開であげて,各自それを見てくださいにするか!と思いました。
以前DVD再生ソフトとのセット割引でCyberlink Screen Recorderを購入していたので,それを使ってPC画面録画+マイク録音を試してみたのですが,マイク音声が音割れぽく,雑音混じりになってしまい,うーん困った。
それはマシンパワーが足らないせいだという友人のアドバイスで,Skypeの通話録音(共有画面録画)で,スライドショーを録画録音したらということで,試してみましが,Skypeの通話自体音声エコーがひどく使い物にならなかったので,それも頓挫。
そこで,Bandicamの無料体験版をDLして,試してみたところサクッと録音録画mp4化できて,無事解決しました。
生成されたmp4動画をYoutubeの限定公開でアップして,そのYoutube動画URLを,QRのススメでQRコード化し,
qr.quel.jp
生成したQRコードを,当日印刷配布して,見てね~といったところ,学生さんみな自分のスマホでサクッと動画を見ながら,クラス内でわいわいと”試合後感想”を言い合いながら終わってくれました。
スマホないんですけどとか言われたらどうしようかと思ったけど,もはやスマホ持ってない専門学校生なんてほぼ皆無なんでしょうね。心配無用でした*1
いやあよかったよかった。

*1:なおギガなくて動画見れないというのは,学内wifiが整備されていたらしかったので,そちらもなかったのは幸い。