- 作者:宅 香菜子
- 発売日: 2014/04/10
- メディア: 単行本
日本では2000年代に入り,災害や事故,がんサバイバーなどの研究からぼちぼち出ていているようです。
本書は日本でのPTG研究の第一人者(多分)がPTGについて一般向けに書いたものです。
なるほどつらい体験の後に”人が成長する”ってあるよな~と思いますが,そもそもその人が”成長した”ってどうやって操作的に定義・測定できるんだろうと思いました*1。いや本人が”自分は成長した”と思えばそれが成長なのかな。あくまでも主観的な感覚,体験として扱うべきものなのだろうと思いました。
*1:もちろんPTGIというPTGを測る尺度は開発されていて,本書でも扱われています。