心理テストについて。


「認知検査 コツがわかって 制覇する」
心理学の専門家がちゃんと信頼性と妥当性を吟味して作っている”本物の”心理テストは、その内容が専門家以外には漏れないよう秘匿され、誰でもが簡単に見られるようなところ、例えばネット上などに公開されていません。
その理由のひとつが、この俳句でまさに表現されています。うーん。絶妙。
要はテストを”ハック”されたらそのテストを実施する意味がなくなるからです(本人および周囲の不利益につながりかねない)。
ネット上に公開されている”心理テスト(性格テスト等)”があるならば、それは正統な手続きをとって作られたものではないかもしれないし、あるいは、研究用のデータ収集目的なのかもしれないです。

戦争と文化的トラウマ 日本における第二次世界大戦の長期的影響

本書はサブタイトルの通り、「日本における第二次世界大戦の長期的影響」について、(文化的)トラウマという概念を中核において心理社会的な視点にとどまらずジャーナリズムや歴史学等の立場から多面的に議論する一連のシンポジウムの内容をまとめたものです。
本書のような視点から日本における第二次世界大戦が残した長期的影響について論じている本はあまりないと思いますので、非常に貴重と思います。

ある限界集落の記録―昭和二十年代の奥山に生きて

岡山県新見市という中国山地のそのまた山深い集落を故郷とする、ドイツ文学者による集落での暮らしの思い出話(記録)です。
ポツンと一軒家とか見ていると、山の暮らしは自力で色々しなくてはいけなくて大変だなあと思うのですが、それはまち育ちの人間の勝手な感想であり、その時代、そういうところに生まれたので、そのように生きているという暮らしがあったのだなと、しみじみと読みました。
「あとがき」より

p.225
 本書は個人を主役としている自分史ではない。あえていうなら集落の伝記である。したがって、本書に登場する固有名詞の人名や地名は特別の意味を持たない、単なる記号である。同じように消えゆく故郷をもって、同じような運命を辿った人々や地域の痕跡を残すと同時に、そのような運命を辿った人々や地域に対する鎮魂の意を表したいと念願したことが執筆の動機である。

「静かな人」の戦略書:騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法

「世界的ベストセラー」であり、さらに「内向型が静かな力を発揮する法」とサブタイトルにあるので、バリバリの内向型*1である自分は必読!と、手にとってみました。
内向型がそれなりにアメリカのようなイケイケドンドンの文化でサバイブしていくための、細やかなノウハウと並行してそのベースとなる考え方(意識のもちよう、心のもちよう)を提案している点で、非常に実践的な内容と拝見いたしました。
ただ、本書は、読めばその日からなんかいい感じになる、なんかうまくいく(感じがする)という所謂キャリアポルノ的な内容というより、あくまでも地道な努力・準備を推奨するもので、著者提案を本気で実践できる”内向型”は結構限定されそうな気がするな~と思ったのでした。
つまり、内向型だけれども成功したい野心があるとか、内向的でかつ、自分と真摯に向きあう強さと知性がある、とか、ある程度のレベルが必要だなと感じました。

*1:複数の性格検査で内向性が大体95パーセンタイルのレベルに入る。極内向。

NTPについて調べていたら。

授業でインターネット上のいろいろなサービスとそれぞれのプロトコルについて説明するため色々と調べていたら、
こんな動画に出会い、やっぱ時刻合わせって大切だよなあと思い、
www.youtube.com
このチャンネル面白そうじゃんと思い、ちょっと過去動画見ていたら、保育園落ちた問題で東京から広島へ移住した話とか、
www.youtube.com
www.youtube.com
なかなか面白そうだと思ったのでチャンネル登録しました。
ちょっと週末色々見させていただきますです。

日本でインターネットはどのように創られたのか? : WIDEプロジェクト20年の挑戦の記録

WIDEプロジェクトの活動について、2009年に出版された本です。
読んでいてわからんな~というところは多々あったのですが(自分の技術的な知識が足らないゆえであり、本書の書き方が悪いわけではないです)、日本のWIDEプロジェクトは、世界のインターネットの発展について技術的な貢献度かなり大であったことに驚きました。

ネコはここまで考えている 動物心理学から読み解く心の進化

博士論文みたいな作りだな~と思ったら、やっぱりそうでした。著者の博士論文をもとにした本だそうです。
したがって参考文献もきっちり載っているし、論文に載せたと思われる図表(グラフなど)が巻末についています。
ネコが「考えている」ことについて、心理学実験を積み重ね迫っていく様を読むことで、実験系心理学についても知ることができてネコ好き心理学興味ありの人向けの一石二鳥な本かもしれないです。