東京大学の先生伝授 文系のためのめっちゃやさしい 天気

東京大学で気象学を教えている」渡部雅浩先生と、「数学アレルギーのさえない文系サラリーマン(27才)」との掛け合いで、「天気」のしくみについてやさしく学べる本です。
「低気圧」「高気圧」とはどんなものか、天気は「気圧」と「風」で決まるとか、本書の大半は春夏秋冬の日本の天気について題材に説明されています。
現象を多分ものすごく単純化して説明してくれているのだと思いますが、本質的なところをがさっと鷲掴みして示してくれている感じが、自分にとってよかったです。
最後の高層天気図のところはちょっと難しくて理解できなかったのですが、1週間以上先の天気の長期予想について、条件を変えた複数のデータを用意して計算し、その平均値をとる「アンサンブル予報」とか知れて、データ分析好きとしては興味深いといころが沢山ありました。