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原節子の真実

原節子の真実

原節子の真実

大学図書館で新聞書評に掲載された本を集めているコーナーがあって,そこで”目が合って”お正月にぼちぼち読んでみました。
原節子ご本人は40過ぎで引退して後は隠遁生活を送っておられ,ご自分のことを語られる機会はほとんどなかったように,今まできいています。
本書で記されていることが「真実」かどうかも確かめる術はご本人が亡くなられた後,もはやありません。
が,「真実」かどうかは別としても,戦前戦後を国民的女優として生き抜いた一人の女性についての記録,として興味深く拝見しました。
読んでいてへえと思ったのが,戦前~戦後しばらくの,女優の社会的地位の低さ。
所謂”水商売”系(当時の芸者さんとか)よりもさらに下に見られていたとは,驚きでした。
今の感覚で昔を捉えることはできない例の一つとして,本書で書かれる女優原節子の苦闘の様を拝見しました。