ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話

Togetherまとめ?でアフェリエイトリンク貼られているのを見たのがきっかけだったかな?
何かの拍子で見かけてしまって、「ブラック企業の社員が猫」になるって、いやもう限界でござる働きたくないでござる、もう猫にでもなりたい、そして猫になって日がな一日ゴロゴロして過ごせる身分になりたい!とか思うのは分かるけれども、「猫」になるってどんなシチュエーションなの?猫になってどうなるの?と疑問ばかりになってしまったので、アマゾンでKindleをポチって一気に5巻まで読みました。そして昨日6巻が出ていることに気がついたのでまた読みました。
ブラック企業で疲弊しているモフ田(男性)くんが、朝起きたら猫になってしまっていて、猫になってしまったと上司に言っても信じてくれないので、そのまま電車で出勤して、そしてそのまま会社で働く(そして自分も周囲≒会社も変わっていく)ってどんだけ荒唐無稽なファンタジーやねんとしか思えません。
猫になっても頭の中身は元の人間のままで、でも身体的な”習性”は猫になってしまって、外見も猫なのに、会社でそのまま社員として受け入れられているという・・・猫になっても戸籍とか住民票とか、法律的な”人格”って保たれてるの?!、しまいには猫なのにパスポートをとって海外旅行してしまうってどうなってるの?!と、矛盾(不思議)を考えはじめたらきりがないのですが、何か知らんけどスイスイ読ませてしまう謎の説得力(おもしろい)があるのがすごい漫画です。

この漫画を一読して思ったのは、猫になってはじめて”人間”になれる、人間的な生活を取り戻せたのだなあと。あまりに皮肉です。
裏を返せば非人間的な生活(働き方)をしている人が(今の日本社会で)どれだけいるのかという問題でもあると思いました。