バグは本当に虫だった

本書は一応、バベッジの解析機関とかコンピュータの黎明期から話を起こしていますが、
以前記事にした
lionus.hatenablog.jp
に比べると、1960年生まれの著者が、ご自身が同時代的に経験してきたパソコンやインターネットまわりの歴史をトリビア風味で語っておられるという印象でした。
1980年代からパソコンを使っていたり、所謂”インターネット老人会”に属するような層には、思い出話に属するような話題が豊富です。
いやあなかなか面白かったですね。広く浅く書かれているので、当時を知っている人には大したことは書かれていないように思えるでしょうが、個人的には村井純先生やばいっすよ!とびっくりするようなお話もあったりしました。
牧歌的な時代だったんですね~