新型コロナウイルスとの闘い 現場医師120日の記録

本書は大きくは3部構成になっていて,
「第1章 医療・介護現場はかく闘えり」は,本書のタイトル通り公立病院を中心とした医療現場はどのように新型コロナウイルス感染症に対応したか,複数の体験記録が寄稿されています。このような寄稿集が緊急事態宣言あけて後,数ヵ月のうちに迅速に出版されたことに驚くとともに,敬意を表したいと思います。
色々興味深いことが書かれていますが,本書を読むと新型コロナ対応の中心となった公立病院には手厚く報いてほしいなあと思います。
続く「第2章 コロナ対策,初動の4ヵ月を振り返る」では,日経テレコンでキーワード検索した結果ヒットした記事をもとに,政府の対応や世の中の流れをまとめてあり,ふりかえりには便利な内容と拝見しました。
最後は「第3章 ウイズ/アフター・コロナの時代の論点」として複数の方の論考が掲載されています。